第27回:「田村酒店」@大阪弁天町

『昔はこの界隈だけでも50軒以上の酒屋があってんけど、年々減る一方でなぁ。酒屋経営も難儀やで。』なんてお話をアテに、お連れさんを待ちつつひとり飲んでいたのは弁天町駅前。貴重なお店が点在するこの地が最近のお気に入り。きっとココには今行かなアカンとこがたくさんある!そう思い立ち界隈を徘徊してるのだけど。斯様に私の心を揺さぶったのが、駅から少し離れた住宅街にポツリ佇むいわゆる街の酒屋さん、「田村酒店」。大正末期から続く3代目ご夫婦が営む古株だ。入口手前が酒販スペース、奥にゆったり立ち飲みのセパレート型。夕方から夜まで、訪れる客を優しい笑顔で迎えてくれるお父さんお母さんは、各々交代で店に立ちはります。休憩に加えちょいと近所でひとっ風呂ゆうんも、何とも微笑ましいやんか。せやけど、ひとりじゃ手ぇ回らへんわぁ、なんて時に登場するのが”きょーちゃん”。親戚家族でもバイトでもない、謎のベテラン助っ人なのだとか(笑)目深にキャップをかぶり無駄口叩かず、せっせか働く姿が頼もしい。今後、お世話になりますぅ。
お連れさんのボトルキープで乾杯。おっ、関西でキンミヤやて!常連さんの希望で置かれているそう。柔軟な対応もありがたや。かぼす汁を加え好みの味に調整しグググッ。お供は自家製のお漬けもんをハーフ&ハーフで。夏にいただいた漬かり具合の異なるゴーヤーも美味しかってん。冬季限定のおでん。お出汁をたっぷり吸ってぶよ~んと膨らんだ車麩はもちもちじゅわぁっ。これ家でも真似っこしょ!オーダー後に小さなガス台でお母さんが手際良く作って下さるアテも必食。調理最中から食欲をそそる香りがたまらん、豚肉と玉ねぎのカレー炒め。「姉ちゃん、ナイスチョイスやで!」隣さんからお褒めを授かったキャベツ焼は、ちょっと不格好な線書きマヨネーズが泣かせる。えぇ煮え加減の半熟玉子が嬉しい鍋焼きうどんで、鼻水すすりつつ完食して〆ましょか。
常連度100%の中、まだまだ新人の私をみなさん温かく迎えて下さり、写真撮影にも見事な一体感で対応下さる。にぎやか楽しい時間が流れ、一体、何杯のグラスを傾けたやろか。あぁ、駅まで無事に辿り着けますように…。

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